インフォマート・BtoBプラットフォームとWikiだるまの違い|中小企業はどちらを選ぶべきか
✅簡潔な答え
ネットワーク型のインフォマートと自社業務を一気通貫で扱うWikiだるまは役割が異なり、併用も選択肢になる

インフォマート・BtoBプラットフォームとWikiだるまの違い|中小企業はどちらを選ぶべきか
受発注システムを検討していると、必ずと言っていいほど名前が挙がるのが「インフォマート」や「BtoBプラットフォーム」です。実際、商談の場でも「インフォマートは既に使っているので、それ以外の製品で提案してほしい」「インフォマートと連携できることが必須条件」といった要望を頻繁に耳にします。
一方で、「インフォマートを使っているのに、なぜ別のシステムも必要になるのか」がわかりにくいという声も多くあります。この記事では、インフォマート(BtoBプラットフォーム受発注)とWikiだるまがそれぞれどんな役割を担うシステムなのかを整理し、中小企業がどちらを選ぶべきか、あるいは両方を組み合わせるべきかを解説します。
まず整理:「インフォマート」と「BtoBプラットフォーム」は同じ会社の製品
意外と混同されがちですが、「インフォマート」は会社名(株式会社インフォマート)、「BtoBプラットフォーム受発注」はその会社が提供するサービス名です。同じ製品を指して「インフォマート」と呼ばれたり「BtoBプラットフォーム」と呼ばれたりしているだけで、実質的には同一のサービスです。この記事でも以降は「インフォマート」として統一します。
インフォマートはどんなシステムか
インフォマートの最大の特徴は、多くの企業が既に参加している取引ネットワークとしての強さです。特に飲食業界・宿泊業界とその取引先(卸・メーカー)での導入実績が豊富で、取引先が既にインフォマートを使っていれば、比較的スムーズに受発注のやり取りをオンライン化できます。
料金体系は、店舗数やアカウント数、月次の受領金額に応じて変動する仕組みが採られています。つまり、取引先企業側にも利用料が発生する場合があり、参加する店舗・拠点が多いほどコストも積み上がっていく構造です。
機能面では、受発注だけでなく請求データの一元管理や電子帳簿保存法への対応も備えていますが、口コミを見ると「画面が複雑で操作に慣れるまで時間がかかる」「連携できる周辺システムが限られる」といった声も見られます。
Wikiだるまはどんなシステムか
Wikiだるまは、FAX-OCRによる自動データ化を起点に、受発注・在庫・請求・入金までを一つの画面で扱える、中小企業向けの積み上げ式システムです。
インフォマートとの一番大きな違いは、取引先(バイヤー・メーカー)側にアカウント料金が発生しないという料金設計です。取引先が増えても、自社側の月額費用だけで運用できます。また、必要な機能だけを選んで始められるため、大きなシステムを丸ごと導入する必要がありません。
実際の導入現場で見えてくること
システム選定の相談を受ける中で、よく見えてくるパターンがあります。それは、「インフォマートを既に使っているが、それだけでは業務が完結しない」という状況です。
例えば、Web発注はインフォマート経由で受け付けつつ、FAXで届く注文はインフォマートのAI-OCR機能で読み取り、そのデータを自社の販売管理・在庫管理システムにAPIやCSVで連携させたい、という要望は珍しくありません。インフォマートは受発注のやり取りをネットワーク上でつなぐ役割には強い一方で、賞味期限別の在庫管理や、独自の集計・請求処理といった、自社の業務プロセスそのものを担う機能は別システムに任せる、という組み合わせ方が実務では多く見られます。
逆に、インフォマートを含めた複数のAI-OCR製品を情報収集した結果、「もっとシンプルに、OCRで読み取ったデータを既存の基幹システムへ直接連携できる製品」を探しているケースもあります。この場合、インフォマートのような大規模ネットワーク型のプラットフォームよりも、自社の業務フローに合わせて必要な機能だけを組み合わせられるシステムの方が適していることがあります。
比較表
| インフォマート(BtoBプラットフォーム受発注) | Wikiだるま | |
|---|---|---|
| 得意な領域 | 取引先間の受発注ネットワーク(特に飲食・宿泊業界) | 自社の受発注・在庫・請求・入金の一気通貫管理 |
| 取引先の費用負担 | 店舗・アカウント数に応じて発生する場合がある | 取引先アカウントは無料 |
| 料金体系 | 店舗数・取引金額に応じた変動制 | 機能単位の積み上げ制、初期費用0円 |
| 導入の柔軟性 | 大規模ネットワークが前提のため、機能は標準化されている | 必要な機能だけを選んで始められる |
| 賞味期限別在庫管理など個社固有の業務 | 別システムとの連携が必要になることが多い | 標準機能として組み込みやすい |
どちらを選ぶべきか
インフォマートが向いているケース:取引先(発注元・卸先)が既に多数インフォマートに参加している、あるいは業界内での標準がインフォマートになっている場合。ネットワーク効果を活かして、取引先とのやり取りをオンライン化したい企業に向いています。
Wikiだるまが向いているケース:取引先ごとにアカウント費用を負担させたくない、受発注だけでなく在庫・請求・入金まで一つのシステムでまとめたい、必要な機能だけを選んで始めたい、という中小企業に向いています。
両方を組み合わせるケース:取引先とのやり取りはインフォマートのネットワークを使いつつ、自社内部の在庫管理や請求処理、独自の集計はWikiだるまのような柔軟なシステムで担う、という併用パターンも実際によく採られています。「どちらか一方を選ぶ」ではなく、「どの業務をどちらに任せるか」という視点で検討すると、無理のない選定ができます。
まとめ
インフォマートとWikiだるまは、どちらが優れているという単純な比較ではなく、担っている役割が異なるシステムです。取引ネットワークとしての強さを取るか、自社業務を一気通貫でまとめる柔軟さを取るか、あるいは両方を組み合わせるか。自社の取引構造と、どこにコストをかけるべきかを整理した上で選定することをおすすめします。
Wikiだるまは、取引先アカウント無料で、FAX-OCRから在庫・請求・入金までを必要な分だけ積み上げられる中小企業向けシステムです。インフォマート等の外部システムとのCSV・API連携にも対応しています。ご興味があれば、無料デモで実際の動作をご確認ください。
