シフト管理の使い方

初期設定から、シフト希望の受付、自動割り当て、確定、当日の勤怠との突き合わせまでを、実際の画面の順に説明します。

このガイドは標準テンプレートの画面で説明しています。チケットで画面を改修している場合は、表示や項目名が異なることがあります。

シフト管理でできること

曜日・時間帯・作業ごとに「何人必要か」を登録しておくと、スタッフのスキルとシフト希望をもとに、その日のシフトの下書きを自動で作成します。下書きを確認・調整してから確定し、Excelで出力できます。有給・残業の申請の承認や、当日の打刻状況との突き合わせも同じメニューで行えます。

左のメニューの シフト管理 を開くと、次の画面があります。

画面使う場面
シフトボードシフトの自動割り当て・手動調整・確定・Excel出力
シフト申請一覧スタッフから届いたシフト希望の確認
有給休暇申請一覧有給・特別休暇などの申請の承認
残業申請一覧残業の申請の承認
勤怠×シフト リアルタイム当日の予定と打刻状況の突き合わせ
スタッフ連携設定スタッフと勤怠ユーザー・ICカードの紐付け
シフト管理設定店舗・部門・スタッフ・必要人員などの初期設定
キオスク設定ICカードで打刻する端末の設定

1. 初期設定をする

シフト管理設定 で、自動割り当ての元になる情報を登録します。登録内容はほかの項目から参照されるため、店舗 → 部門 → 作業マスタ → スタッフ・スキル → 必要人員テンプレートの順に進めるとスムーズです。

まず動きを試したい場合は、画面右上の デモデータ作成 でサンプルの店舗・スタッフ・必要人員を一括で作れます。既にデータがある場合は作成できません。

店舗を登録する

店舗 タブで、店舗コードと店舗名を登録します。1件ずつ登録する場合は 手動登録、まとめて登録する場合は CSVインポート を使います。CSVの書式は入力欄に例が表示されます。

部門を登録する

部門 タブで、店舗ごとの部門(例:レジ、青果、惣菜)を登録します。CSVでは「店舗コード, 部門コード, 部門名」の順に1行ずつ入力します。店舗コードは先に店舗タブで登録しておく必要があります。

作業を登録する

作業マスタ タブで、シフトで割り当てる作業(例:レジ打ち、品出し)を登録します。作業ごとに標準時間・最小時間(分)と最低人数を設定できます。部門を指定しない作業は全部門共通になります。

スタッフとスキルを登録する

スタッフ・スキル タブで、スタッフを登録します。人数が多い場合は CSVインポート で、所属・雇用形態・担当作業とその習熟度までまとめて取り込めます。

スタッフごとの 詳細設定 では、就業条件として「週末のみ出勤可」「最大連勤日数」「月あたり日曜出勤上限」「出勤不可曜日」を設定できます。ここで設定した条件に合わない日には、自動割り当てで選ばれません。

外国人スタッフの在留資格(技能実習・特定技能1号・特定技能2号など)も登録できます。担当できる作業を限定しておくと、それ以外の作業には自動で割り当てられません。

スキルを一覧で整える

スキルマトリクス タブでは、スタッフ×作業の表で習熟度を確認・変更できます。セルをクリックするたびに「エキスパート・習熟・可能・研修中・未設定」が切り替わり、最後に 変更を保存 を押すと反映されます。

自動割り当てでは、その作業のスキルが登録されていないスタッフは候補になりません。シフトが埋まらないときは、まずここを確認してください。

必要人員テンプレートを登録する

必要人員テンプレート タブで、左のツリーから部門を選び、テンプレートを追加 から「作業・曜日・開始と終了の時刻・必要人数・最低スキル」を登録します。最低スキルは「研修中以上・可能以上・習熟以上・エキスパートのみ」から選べます。

同じ構成の部門が複数ある場合は、他の部門にコピー で登録済みのテンプレートを一括でコピーできます。コピー先の既存テンプレートは上書きされます。

応援できるスタッフを登録する(任意)

応援者プール タブで、ほかの部門の応援に入れるスタッフと、応援可能な部門・作業を登録します。応援者は、所属部門の人員が足りている場合は通常どおり所属部門で割り当てられ、応援先の部門で人が足りないときだけ候補になります。

基本設定を確認する

基本設定 タブで、営業時間、休憩時間帯の扱い、連続稼働上限、同時割り当て上限を設定します。連続稼働上限を超える割り当ては行われず、別のスタッフが探されます。

2. シフト希望を集める

申請フォームのURLを共有する

シフトボード の右上にある 申請フォームURL を押すと、申請フォームのURLがコピーされます。URLは全スタッフ共通です。

このURLを開くとスタッフの名前の一覧が表示されます。社内のチャットなど、スタッフだけが見られる場所で共有してください。

スタッフが希望を提出する

スタッフはスマートフォンなどでURLを開き、店舗を選んでから、一覧から自分の名前を選びます。

希望シフト タブで出勤できる日をタップし、時間帯とメモ(任意)を入力して 希望シフトを申請する を押すと送信されます。同じフォームの 有給休暇 タブと 残業 タブからは、有給休暇と残業の申請もできます。

提出状況を確認する

シフト申請一覧 では、申請済みのスタッフ数、未申請のスタッフ数、申請の延べ日数を確認できます。週表示・日表示を切り替えて、誰がどの日に申請しているかを一覧できます。

申請ごとに 承認 または 却下 ができます。承認は必須ではなく、承認前の申請も自動割り当てに使われます。却下した申請は使われません。

3. シフトを作って確定する

自動割り当てを実行する

シフトボード で日付と店舗・部門を選び、自動割り当て を押します。その日に希望を出したスタッフの中から、次の条件を満たす人が割り当てられます。

  • その作業のスキルが、必要人員テンプレートの最低スキル以上である
  • 希望の時間帯と、作業の時間帯が重なっている
  • 就業条件(出勤不可曜日・連勤日数・日曜出勤上限など)に反しない
  • 月の残業上限が設定されている場合、それを超えない
  • 在留資格で担当作業が限定されている場合、その範囲内である

候補が複数いる場合は、習熟度の高い人、所属部門の人の順に優先されます。実働が6時間を超えるスタッフには45分、8時間を超えるスタッフには60分の休憩が自動で挿入されます。

自動割り当ては、既にある割り当てを変更しません。確定済みのシフトはそのまま残り、足りない枠だけが追加されます。

埋まらなかった枠を調整する

人が足りなかった枠は「未割り当て」として件数が表示され、応援を頼める候補のスタッフ(最大3名)も表示されます。手動追加 で個別に割り当てたり、不要な割り当てを削除したりして調整します。

表示は リスト と タイムライン を切り替えられます。時間帯の重なりを見ながら調整するときはタイムラインが便利です。

確定してExcelで出力する

自動割り当てで作られたシフトは「下書き」です。内容を確認したら 全件確定 を押して確定します。

作業表出力 でその日の作業表を、月次シフト表 でその月のシフト表を、それぞれExcelファイルで出力できます。

4. 有給・残業の申請を承認する

有給休暇の申請を承認する

有給休暇申請一覧 に、スタッフが申請フォームの有給休暇タブから出した申請(有給休暇の全日・午前半休・午後半休、特別休暇)が表示されます。申請時点の残日数も確認できます。

承認 すると、対象期間と重なるシフトの割り当ては自動的にキャンセルされます。却下する場合は理由を入力できます。

有給の付与日数は、シフト管理設定 の スタッフ・スキル タブにある 有給付与日数を一括再計算 で、勤続年数に応じて再計算できます。既存の付与日数が減ることはありません。

残業の申請を承認する

残業申請一覧 では、スタッフが申請フォームの残業タブから出した申請ごとに、予定時間と当月の累計残業が表示され、上限を超えそうな申請には「上限超過見込み」と表示されます。承認 すると、シフト表に「残業」の枠が自動で追加されます。

5. 当日の勤怠と突き合わせる

スタッフと勤怠ユーザーを紐付ける

スタッフ連携設定 で、シフト管理のスタッフと勤怠管理のユーザーを紐付けます。社員番号/メールで一括自動紐付け で、社員番号やメールアドレスが一致するスタッフをまとめて紐付けられます。ICカードで打刻する場合は、ここでカードも登録します。

ICカード打刻の端末を用意する(任意)

キオスク設定 に表示されるURLを、店舗や工場に置くPC・タブレットで開いてブックマークします。キーボード入力型(HID方式)のICカードリーダーをつなげば、カードをタッチするだけで打刻できます。このURLを知っていれば誰でも打刻できるため、外部には共有しないでください。

予定と実績をリアルタイムで確認する

勤怠×シフト リアルタイム では、その日のシフト予定と実際の打刻を突き合わせて、「勤務中・休憩中・未出勤・退勤済み」と「遅刻疑い・早退疑い」を一覧で確認できます。勤怠ユーザーと紐付いていないスタッフは「未連携」と表示されます。

6. 自社のルールに合わせる

「この作業は2人1組で入れたい」「月末だけ必要人数を増やしたい」など、標準の設定で表せないルールは、チケットで要望を送ればAIが御社の環境に合わせて改修します。改修は試験環境で確認してから本番に公開できます。

よくある質問

Q. シフトはAIが作るのですか?

いいえ。自動割り当ては、登録したスキル・希望・就業条件をもとにしたルールに沿った計算で行います。同じ条件なら同じ結果になるため、なぜその人が選ばれたかを説明できます。AIは、自社独自のルールを追加する改修(チケット)で使います。

Q. 休憩や残業上限のチェックで、法令への対応は保証されますか?

休憩の自動挿入や残業上限・在留資格のチェックは、一般的な基準に沿って作業を補助する機能です。就業規則や個別の契約によって必要な対応は異なるため、最終的な確認は運用担当者や社会保険労務士などの専門家と行ってください。

Q. 自動割り当てをやり直すと、調整したシフトは消えますか?

消えません。自動割り当ては既存の割り当てを変更せず、足りない枠だけを追加します。最初からやり直したい場合は、シフトボードの「この日の全割り当てを削除」で削除してから実行してください。

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